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2018年8月3日

自発的に行われた車両改造に対する規制の強化が審議

ユーラシア経済連合(EEU)諸国での自動車用道路における安全性を向上するという課題を道路交通安全及び自動車登録を管轄する各国機関の代表が集まり、7月31日にユーラシア経済委員会で行われた会議では特に、将来的な出荷される車両の構造の改善、すでに使用されている全車両に他市る要求事項の厳格化(改造を含む)が検討された。

会議には、EEU加盟各国の管理(監督)機関、認定機関、規格化機関、学術研究所、事業者団体などが参加。

ユーラシア経済委員会の技術規制及び認定に関する部門の代表は、「ロシアだけでも2017年に、19000人が交通事故で亡くなっている。事故の原因には、種々の整備不良の外、車両の安全性に関するEEU技術規則の要求事項違反も含まれる。EEU内で有効な技術規則を、行政担当官も車両所有者も正確に遵守する必要がある。交通事故のときに真っ二つになるオートソーカット(車両輸出国でばらばらに切断されて、輸入後に接合される車両)を購入したり、より多くの利益を得るために正式な許可を得ることなく車内に追加シートを設置したりするような車両所有者に注意を喚起したい。このようなことは乗客の死亡リスクを高めるだけだ。」とコメントしている。

会議では、ユーラシア経済委員会が道路交通安全の工場及び登録機関の業務負荷の軽減のために、電子車両パスポートシステムの導入、車両登録プロセスの自動化のための準備を進めていることが伝えられた。今年中にも自動車関連の電子データベースが形成される可能性がある。

その他、EEU技術規則の義務的要求事項への適合評価に関する文書を作成する試験ラボラトリーの活動に対する管理に関する国内法改正の必要性について合意し、すでに運航に供している車両の構造に加える変更、この分野での管理の強化に関する問題を審議し、構造に変更を加えた組織に対する管理、その後の車両の安全検査に対する管理を設定することができないかどうかも話し合われた。

会議の参加者の総意により、このような会合は道路交通安全の向上という目的のために大変有意義であるため、定期的に開催されることが決定した。

情報ソース:ユーラシア経済委員会公式サイト(2018年8月1日発表)

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