2019年2月18日
車両に対する技術規則の規格リスト変更
2019年3月1日から、2019年1月29日に承認されたユーラシア経済委員会協議会決議No.19が施行される。この決議によって、関税同盟技術規則《車両の安全性について》(TR CU 018/2011)に添付される規格リストに変更が加えられる。
決議は2019年1月28日以降に発生した法的関係につき適用されることを指摘しておく。
この決議No.19は、2019年12月25日付ユーラシア経済委員会協議会決議No.219によって承認された、車両に対する技術規則への規格リストを修正するものである。規格リストは2011年12月9日付関税同盟委員会決議No.877において技術規則本体と合わせて採択されたが、協議会決議No.219が施行することで、この従来のリストは失効することとなっていた。決議No.219は、2019年1月27日に施行している。
新しく導入された規格GOST33670-2015 《単品車両。適合評価実施のための鑑定方法及び試験方法》は、今年の7月1日から適用される。
この規格はリストの1、18、65番に提示されているが、この項目は、TR CU 018/2011第5章《適合評価》第2節《出荷前の単品車両に対する要求事項遵守に関する検査》、並びに付属書No.4及びNo.9の基準を満たすためのものである。
結論から言うと、今年の7月1日から、車両構造安全証明書の発行及び使用中の車両の構造変更は、GOST33670-2015 の認定を受けたラボでの試験を行った場合に限り可能になる。また、さらに注意する点として、GOST33670-2015 (第3.2.1項)は、単品製品の検査のためにラボに車両の現物を提供することを義務付けている。
情報ソース:弊所パートナー企業<Novotest>サイト