2018年11月9日
天然燃料ガスに対して採択された新しい技術規則公示
2018年10月30日、ユーラシア経済連合技術規則《輸送及び(又は)使用のために調整された天然燃料ガスの安全性について》(TR EEU046/2018)が公示された。
この規則は、2018年9月14日、ユーラシア経済委員会理事会決議No.74によって採択されたものである。施行日は2022年1月1日である。
TR EEU046/2018の概要
技術規則の適用範囲から始めると、適用対象として以下の天然燃料ガスの種類がある。
- 産業用のもの
- 家庭・一般利用のもの
- 幹線パイプライン送付用のもの
- 圧縮されたもの
- 液化されたもの
TR EEU 046/2018は、効力の対象の規定ほかに、用語の定義、市場流通規則、安全要求事項、製品表示に対する要求事項、そして適合評価手続きを含んでいる。天然燃料ガスに対して必要な許可書類としては、規則の第6章第16条によると、ガスの出荷前に適合宣言書の登録が必要とされている。適合宣言書の取得スキームとしては、1d、3d、4d又は6dが認められているが、その選択はガスの種類によって制限されている。例えば、液化ガスに対しては、3d又は6dでの適合宣言のみが認められており、その他の種類のガスに対してはさらに1dでの取得も可能である。ロットでの供給の場合、4dのスキームに従うことになる。
適合宣言書の有効期限は3年以内であり、6dのスキームを使用した場合、5年以内となる。すでに流通している製品に対しては、試験の実施が規定されており、それを実現するのは販売者となる。
情報ソース:弊所パートナー企業<Novotest>サイトより