2019年1月16日

ユーラシア経済委員会は、アトラクションに対する技術規則の製品リスト、個装飲料水に対するCIS国家共通規格作成計画を承認した

ユーラシア経済連合技術規則《アトラクションの安全性について》（TR EEU 038/2016）の規範遵守に対する国家監督機関を定める2018年10月10日付命令No.1209がロシア連邦政府によって承認された。

ユーラシア経済委員会協議会は1月15日、技術規制、衛生措置の適用、ユーラシア経済連合諸国の国内市場の機能化に関する問題を審議した。

ユーラシア経済委員会協議会は、税関申告書提出時にユーラシア経済連合技術規則《アトラクションの安全性について》の適合評価に関する文書の提示が求められる製品の一覧を承認した。

この製品一覧には、基礎の有無を問わず組立られる据付型アトラクション、一時的に設置される（移動式の）アトラクションも含まれる。このとき、潜在的生体力学リスクがRB-1のアトラクション（最もリスクが高いもの）には適合証明書が必要で、RB-2又はRB-3の潜在的生体力学リスクの製品は、適合宣言書になる。

ユーラシア経済連合技術規則《天然ミネラルウォーターを含む個装飲料水の安全性について》の要求事項適用及び遂行、並びに技術規制対象の適合評価実現のために必要な調査（試験）及び測定規則と方法を含むCIS国家共通規格の作成（改正、見直し）計画が承認された。

この計画には、68のCIS国家共通規格案がその期日や作成担当国とともに記載されている。この中には、安全性指標特定のための検体の採収方法を含めた食品や食品原料に対する規格、検体採取をともなう飲料水の規格、水の中のいくつかの要素を特定するための判別方法を含む水の品質に関する規格などがある。水銀、鉛、カドミウム、すず、コバルトなどの水中での濃度特定と関連した一連の規格も作成される予定である。

規格の担当は、ロシア27規格、ベラルーシ25規格、カザフスタン8規格、そしてキルギスが7規格となっている。1つの規格《水の品質。誘導結合プラズマを伴う原子発光分光法によるいくつかの要素の特定》は、ロシアとベラルーシが共同して開発する。

ユーラシア経済院会協議会メンバーは、連合技術規則《子供及び未成年用製品の安全について》のCIS国家共通規格作成計画に変更を加えた。

この変更によって、子供用の服、靴、食器、おしゃぶり、おむつ、歯ブラシの仕様に関するものなど16のCIS国家共通規格が作成されることになった。このうち8つは既存のCIS国家共通規格の見直しで8つは新規開発である。

子供用おしゃぶりの衛生化学的調査に関する方法、子供用の靴の湿摩擦及び乾摩擦の染色堅牢度試験に関する方法の作成が規定されている。

情報ソース：ユーラシア経済委員会オフィシャルサイト1月15日ニュースより抜粋