2018年9月26日

ロシア消費者保護監督庁、農業省との協力関係強化によって食品のさらなる安全性を確保

2018年９月２０日、食品を管轄する２つの省庁、消費者保護及び国民福祉連邦監督庁（Rospotrebnadzor）とロシア農業省の協力に関する新しい合意が調印されたことに関して公式に発表された。この文書によって、ロシアでの生物学的・化学的安全性を確保する目的に向けた双方の協力体制のの組織と実現が規定された。

この２つの省庁は、食品のライフサイクルの各段階における自らの業務を統合する。特に、以下の方向性に関する業務を統合することになる。

• 病気を検知するための動物の管理
• 農薬や殺虫剤と関連した違反の廃絶
• 食品に対する技術規則の要求事項遵守分野での監督
• 偽造食品、経済制裁対象食品の発見及び市場からの撤収

特別注意が必要なのは、以下の技術規則の対象となる商品である。

• TR CU 021/2011『食品の安全性について』
• TR CU 033/2013『乳及び乳製品の安全性について』
• TR CU 034/2013『肉及び肉製品の安全性について』

このほか、二つの省庁の協力関係において特に注意が置かれているのが、人獣共通感染症拡大問題の解決である。

この合意の調印によって、何よりも、食品の安全性と品質の問題に対するより深く多角的なアプローチをとることができるようになる。共同して監視の目を光らせることで、出荷される製品に対する入念な監督が実現し、蓄積された経験の共有をすることもできるだろう。

情報ソース：弊所パートナー企業＜Novotest＞サイトより