2018年10月24日
各国の試験結果を相互承認しあえる新しい認証システムの創設
2018年10月15日、国際法定計量機関(OIML)の第53回会議が行われた。この会議において、ロシアやドイツを含む様々な国の製品認証試験の結果の相互承認に関する重要な議題が審議された。
国際試験所認定協力機構(ILAC)と国際認定機関フォーラム(IAF)とともに、相互理解に関する覚書が締結され、この中に商品の計測および試験の統一的かつ透明なインフラを創設することに関する規定が盛り込まれた。これらの調査結果は、加盟国すべてで適用されることになる。この合意は、国際法定計量機関(OIML)の新しい認証システム内で適用されることになる。検査の重複の排除を謳うスローガン「一度の試験が至る所で採用」を掲げている。
このほか、OKML、ILACと国際度量衡局(BIPM)と国際標準化機構(ISO)の間での協力関係に関する宣言の調印も重要度が高い。この宣言書の基本原則は、度量衡的トレーサビリティのための条件の創設である。これらの機構は、将来的な相互承認や測定値の統一性確保のために規格文書などのデータベースをこれからも積極的に交換していくことになる。
情報ソース:弊所パートナー企業<Novotest>サイトより