2019年7月2日

GOST-R強制認証対象製品の一覧改定案のパブリックコメント手続き開始

2019年6月19日、GOST-Rシステムでの適合宣言又は認証が必要となる製品の定期改定案のパブリックコメント手続きが開始された。

国内法を2014年5月29日に締結されたユーラシア経済連合に関する条約の基準に準拠させるために必要な改定である。

例えば、認証対象製品のリストからは、内燃エンジン用の天然ガス、石油加工ガスや熱分解ガス、ガス加工工業製品（0271及び0272部）が削除された。《2248　熱可塑性パイプ及び配管》のグループは、反対に次のような新しい項目が追加された。

• ポリエチレン製パイプ及びパイプフィッティング
• 金属補強プラスチック管
• その他の合成樹脂剛性パイプ
• その他のプラスチック製フィッティング
• その他のプラスチック製品

《7399　特殊設備及び特殊材料》の部では、該当するものが装甲服のみとなった。金庫やその他の施錠装置は削除される。サッカー、フットサル、ハンドボールやホッケー用のゴールゲートを含むスポーツ用具（9615部）が一覧から排除される。新しい項目2451が導入され、そこには鋳鉄管とそのフィッティングが含まれる。

適合宣言対象製品一覧の変更は、《9422　診断用機器（計測機器除く）。メガネ》の部に加えられる予定である。今回の改定によって、この項目からサングラスが削除される。

パブリックコメント手続きは2019年7月16日に終了する。

参考：GOST-Rシステムでの適合宣言及び認証対象製品一覧は、2009年12月1日付ロシア連邦政府命令No.982によって承認されたものである。この一覧には、将来的に連合の技術規則で規制される予定だが、まだ当該法令が施行していない（採択されていない）製品が記載されている。

情報ソース：弊所パートナー企業＜Novotest＞サイト