2020年3月14日
車両に対する技術規則の改定準備
2020年3月21日から、TR CU 018/2011《車両の安全性について》の改定案のパブリックコメント手続きが開始される。今回の技術規則改定案作成は、以下を目的としたものである。
- 車両とその構成部品のパッシブセーフティー、アクティブセーフティ、生態学的安全性の向上
- 安全基準が設定された規制対象製品一覧と適合評価の整理
- 許可文書作成に対する製造者及び輸入者のコスト削減
- 施行後に承認された経済連合の規範に従った規則の規定の更新
- 適合確認時の電子書類取引の導入
重複を避けるために、基本的な定義は、ユーラシア経済連合の枠内での技術規制に関する議定書(2014年5月29日付ユーラシア経済連合条約付属書No.9)から採用される。
そのほかに、ガスディーゼル、荷重、ハイブリッドエンジンなど一連の用語が規則の中で直接的に挙げられる。
紙媒体及び電子形式で作成された適合評価に関する許可文書は、法的に同等の効力を有することになるが、同時に両方の形で作成することは認められない。
TR CU 018/2011を採択した2011年12月9日付関税同盟委員会決議No.877への改定案は直ちに準備され、準備中の改定案が施行されるまでに発行された緊急通報システム及び装置並びにその車載に対する証明書は、有効期限満了まで有効であることが決定された。
2021年12月31日までは、車両の適合評価に関する業務実施時の電子書類取引の複合システムに関する規定の作成が要求される。
TR CU 018/2011への整合規格一覧の改定案も同時に審査されることも指摘しておく。
パブリックコメント手続きは2020年5月20日に終了する。
情報ソース:弊所パートナー企業<Novotest>サイト