2020年4月25日

ガス機器に対する技術規則への改定準備

2020年5月25日、関税同盟技術規則《気体燃料で稼働する機器の安全性について》（TR CU 016/2011）への改定案のパブリックコメント手続きが開始される。

今回の改定は、規則の次のような規定とユーラシア経済連合共通要求事項の導入を目的としたものである。

• 2018年4月18日付ユーラシア経済委員会理事会決議No44によって採択された新しい認証と適合宣言スキームに従って、ガス機器の適合評価手続きの更新
• ユーラシア経済連合における技術規制に関する議定書（2014年5月29日付ユーラシア経済連合に関する条約への付属書No.9）と技術規則の規定の一致
• 適用実績に基づいた規則の個別規定の明確化

例えば、2014年5月29日付ユーラシア経済連合に関する条約中で挙げられた定義が、技術規則の基本概念におかれた。さらに、《典型スキーム》という概念を説明する新しい項目も加えられた。

ガス機器の認証と適合宣言は、典型スキームに従って行われることになる。認証の場合は1c,3c及び4c、適合宣言の場合は1d,2d,3dのスキームが規定されている。

スキームに関する根本的な変更は規定されていないが、規定の内容は点検スキームと一致している。パブリックコメント手続きは2020年7月31日に終了し、規則の改定版は、改定決議公示の日から6か月が経過した日から施行される。

補足情報：TR CU 016/2011は、2011年12月9日関税同盟委員会決議No.875によって承認され、2013年2月15日に施行された規則である。

情報ソース：弊所パートナー企業＜Novotest＞サイトより