2019年4月26日
特殊機能食品に対する規格作成計画の新版準備
2019年4月10日、関税同盟技術規則《治療食及び予防食を含む個別種類の特殊機能食品の安全性について》(TR CU 027/2012)と一緒に適用される規格の作成/見直し計画の更新案についてパブリックコメント手続きが開始された。
新しい計画は、2020年から2021年にかけてのもので、特殊機能食品に対する調査方法に関する98項目を含んでおり、そのうち95の規格が新規格、3つが見直し対象規格である。新しいCIS国家共通規格の作成の基礎となるのは、国際規格と国内規格であり、次のような製品成分の含有量を特定する方法に関するものである。
- ショ糖
- ブドウ糖
- 果糖
- 乳糖
- L-(+)グルタミン酸
- プロバイオティクス
- ビタミン など
その他、計画には、サンプルの受入れ規則及び選定方法に関する一般規格も含まれている。以下のような高速液体クロマトグラフィーによる個別ビタミン含有量の特定に関する規格に関するものも更新の対象となっている。
- ビタミンEに関して、EN 12822:2014に基づいたGOST EN 12822-2014
- ビタミンB1に関して、EN 14122:2014に基づいたGOST EN 14122-2013
- ビタミンB2に関して、EN 14152:2014に基づいたGOST EN14152-2013
従前の計画(2014年4月14日付ユーラシア経済委員会協議会決議No.54)は、失効する。TR CU 027/2012に対する規格作成・見直し計画新版のパブリックコメント手続きは、5月10日に終了する。
情報ソース:弊所パートナー企業<Novotest>サイト