2020年4月22日
GOST庁がロシア国内仕様に沿って製造される顔用マスクに必要な許可文書を説明
2020年4月17日、GOST庁が自身の公式サイトで、ロシア国内仕様に沿って製造される顔用マスクの適合評価に関する文書作成についての質問に対する見解を公開した。
2020年4月13日に、一般公開用に作成され登録されたロシア国内仕様TU 13.92.29-005-00302178–2020《顔用衛生マスク》ことは以前にお伝えしたが、重要なのはこのケースで求められる文書がなんであるかである。
2002年12月27日付連邦法No.184-FZ第23条に基づくと、製品の義務的適合確認が要求されるのは、技術規則化GOST R制度によって規定されている場合のみである。製品が強制規範に該当するかどうかは、製品の識別をしっかりと行い、消費者に誤解を与えない信頼できる製品表示を作成する必要がある。
さて、今回の上記仕様にもとづいて製造されたマスクについてだが、このような製品は衣類の一部でも個人用保護具でもない。マスクは日常条件下で空気のフィルタリングをするための限定的な手段として役立つものである。このため、ロシア国内仕様に基づいて作成されたマスクはTRCU 017/2011《軽工業製品の安全性について》にもTRCU 019/2011《個人用保護具の安全性について》の適用範囲にも該当しない。
GOST R制度での強制認証にも該当するものがないため、顔用衛生マスクは強制認証も適合宣言も必要ないことになる。
どのような種類のマスクがどのような規制の対象になるかは、こちらを参照されたい。
情報ソース:弊所パートナー企業<Novotest>サイト